2014年9月17日水曜日

mbedでWSPRコード生成

mbedは対応ハードウエア(NucleoはCortex-M4搭載でも1,500円くらいで購入できる)さえあれば、PCに開発環境を苦労して構築することなく、プログラミングが容易に出来るクラウドな環境です。

先日はDDSのコントロールを試してみましたが、今回はWSPRコード生成プログラムをmbed環境で構築してみました。

PCに繋がるのはUSBケーブル1本のみ 持ち運びに便利でどこでも開発可 hi

WSPRエンコード手順は前の投稿で検証しましたが、流れとしては

    1.文字列の数値化(コールサイン、グリッドローケータ+電力)
    2.数値の畳み込み符号化(k = 32, r = 1/2)
    3.インターリーブ処理
    4.同期シンボルとの併合

となります。

mbedにはCortex-M4のSTM32マイコンを搭載したNucleoボードを使いましたが、STlink/V2ドライバをインストールすると仮想comポート経由でPCとの通信が可能になるため、それぞれの処理結果をprintf()でターミナルソフトに表示させることが出来ます。

処理結果をPC上で確認しながらコーディングが出来るのでとても便利です。

Windowsで動作するWSPRエンコードソフトはいくつかありますが、中でもGENWSPR.EXEは処理過程が表示されるので、これを平行して立ち上げて比較しながらコーディングの修正ができて大きくどつぼに嵌らず一応完成にたどり着きました。

中央はGENWSPR.EXEの処理結果 右が作成したプログラムの結果をターミナルで表示
インターリーブ処理の訳と理解が不十分で少し悩みましたが、他で公開されているソースコードを参考にしながら修正できました。

8ビットPICやTX-136/500で使われているdsPICの16ビットPICにも使えるようにしていきたいと思います。

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