2015年2月14日土曜日

いまさら聞けないQRSSビューワ俺設定法(Argo編)

どっかで聞いたようなタイトルですが(笑)

2/11建国記念の日は小春日和といってよいほど天気がよく、事前に告知のあった475.5kHz帯試験電波発射運用と移動運用が行われ、自分も自宅に仮グラバーを立てキャプチャーした画像を出先でチェックしました。
その画像をG+に投稿したところQRSSビューワの設定がわからないとのコメントをいただいたので、とりあえず見れるように設定することろまで自分なりの設定法を公開します。

まず必要なもの

1.ArgoをインストールしたPC
 最新バージョンはここにあります。PCはサウンド入力つきのもので、内蔵のもので十分です。ない場合はUSBサウンドアダプタ(安いものは1k円くらいで買える)を接続。
2.レシーバ
 ゼネラルカバレッジな通信型受信機でSSBが受信可能で局発が安定しているものが必要です。
3.アンテナ
 同調形のアンテナかPA0DRT mini-whipなどの非同調形アクティブアンテナでもOK
4。受信機のAF出力からPCサウンド入力につなげるオーディオケーブル

受信機もSDRなどがあれば、同時2バンド受信などいろいろと応用が利きます。

機器類を接続したら設定に入ります。

 まずはじめにレシーバを起動させてUSBモード、IF帯域フィルターはできるだけ広くします(2.4kHz以上)。そして同調ダイアルをセットしますが、目的の信号の周波数がAF帯域内(IFフィルターが2.4kHzなら0~2.4kHz)に入るように同調周波数を考えます。たとえば136kHz帯では、136.000kHzにダイアルを合わせれば136.5kHz周辺のCW(+0.5kHz)、137.777kHz周辺の国内QRSS/DFCW(+1.777kHz)いずれもAF帯域内に入ります。ただし475.5kHz帯はバンド幅が広くCW(472.5kHz付近)とQRSS/DFCW(476.0kHz付近)で運用周波数が離れており、AF帯域幅を超えてしまうため、ひとつの受信周波数ではカバーができません。そのため、SDRを適用するかCWかQRSS/DFCWどちらかに絞る必要があります。現状は475.5kHz帯では、CWでは472.000kHz、QRSS/DFCWならダイヤルは474.500kHz辺りが妥当かもしれません。

 次にArgoを起動します。

Argoをはじめて起動するとこんな画面になります。


まずはサウンド入力選択画面でサウンド入力ポートを選択してOKボタンを押し、ビューワウインドウ右下のstartボタンを押します。すると上から下向きのウオーターフォール表示がスタートします。

上のスケールはオフセット前の素のオーディオ周波数表示になるので、受信周波数表示になるようにオフセット値を入力します。メニューでcalを選択してoffsetの入力ボックスにレシーバの受信周波数を入力してOKを押します。すると上のスケールはオフセットがかかって受信周波数表示となります。

赤丸のボックスに受信機のダイヤル周波数(Hz)を入力
たとえば472.5を中心に見たいときは上のようにスケールの下を左クリック
そして、スケールをドラッグして表示させたい中心周波数が出てきたら、その下のウオーターフォールウインドウをクリックします。するとウオーター表示が左から右方向の水平の流れに変わり、周波数スケールが右端にあらわれるので、同じようにスケールをドラッグして目的周波数が真ん中に来るように調整します。このときのスケール値はオフセット前の値に戻ってしまうので改めてcalメニューでオフセット値を入れてください。

最初に入力したオフセットが反映されない(バグ?わざと?)
仕方がないので(笑)また同じ値を入力
Argoの表示能力は受信ダイヤル周波数+5.5kHzが上限です
あとは、MODEメニューでQRSS3から240まで選択(通常はQRSS20が良い)します。

これで表示できますが、サウンド入力レベルが左端のたてのバーグラフの緑バーが高すぎないように(全体の4分の1くらい)レシーバのボリウムかPC上のサウンド入力レベルを調整し、AGCをオンのままコントラストも輝度も半分のレベルで固定し以後は無調整で十分です。あとはいろいろと試して操作をマスターしてください。

こんな感じで見えるといいね(DFCW30信号をQRSS20モードで受信)
Spectrum Labは、Argoよりも柔軟な分設定が難しいのでこれはまた別の機会に。

2 件のコメント:

  1. さっそくArgoの設定方法ありがとうございます^^

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    1. たかはしさん、こんばんは。

      ぜひご活用ください~(^o^)/

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